- きゅう
- I
きゅう【丘】孔子(コウシ)の名。IIきゅう【九】八より一つ多い数。 く。 ここのつ。IIIきゅう【宮】(1)宮殿。(2)中国・日本の音楽理論でいう五音(ゴイン)のうち, 最も低い音。 五音の基礎音とされる。→ 五音(3)「宮刑」の略。IVきゅう【弓】(1)ゆみ。(2)中国古代の単位。 (ア)的までの距離を測るのに用いた。 六尺をいう。 (イ)田地を測るのに用いた。 八尺をいう。Vきゅう【急】※一※ (形動)(1)流れや進み方が速いさま。
「流れが~だ」「~ピッチ」
(2)前ぶれもなく物事が起こるさま。 また, 変化が突然なさま。 にわか。「~な話」「~に雨が降り出す」「病状が~に悪化する」
(3)さし迫っているさま。 急がなければならないさま。「~な用事」「~にはできかねる」
(4)傾斜の度合の大きいさま。 険しいさま。「~な坂」「~カーブ」
(5)(責める勢いなどが)厳しいさま。「催促が~だ」
(6)気短なさま。 性急。「いと~に剛(コワ)き人になむ侍る/宇津保(国譲下)」
※二※ (名)(1)急ぐこと。 また, 急がなければならないこと。「~を要する」
(2)さし迫った事態。 危険な事態。「~を知らせる」「風雲~を告げる」「~に備える」「~を救う」
(3)日本の芸能の理論用語「序破急」の第三区分。→ 序破急VIきゅう【旧】(1)ふるいこと。 ふるい物事。⇔ 新「~を捨て新につく」(2)むかし。 以前。 元。「~に復する」
(3)「旧暦」の略。⇔ 新「~の正月」(4)接頭語的に用いて, 昔の, もとの, 古い, などの意を表す。VII「~憲法」「~街道」「~制度」
きゅう【柩】遺体を入れて葬る箱。 ひつぎ。VIIIきゅう【灸】漢方療法の一。 体表のつぼ(経穴(ケイケツ))などの上にもぐさを置いて燃やし, 温熱刺激を与え, 治療効果を得るもの。 やいと。~を据(ス)・える(1)灸の療法を行う。(2)こらしめのため, きつく注意したり処罰したりする。IXきゅう【球】※一※ (名)(1)丸いもの。 たま。(2)〔数〕 ある点から一定の距離にある点の全体がつくる空間図形。→ 球面※二※ (接尾)助数詞。 野球などで, 投手がボールを投げた回数を数えるのに用いる。Xきゅう【笈】「おい(笈)」に同じ。~を負(オ)・う〔史記(蘇秦伝)〕勉学のために故郷を離れる。XIきゅう【級】※一※ (名)(1)学年をさらに分けた単位。 組。 学級。 クラス。(2)囲碁・将棋・柔道・剣道などで, 段(ダン)に至る前の技量による等級。(3)写真植字文字の大きさを示す単位。 一級は四分の1ミリメートル。 級数。※二※ (接尾)名詞に付く。(1)ある規定に基づいて定められた程度・段階などを表すのに用いる。「一~建築士」「珠算三~」
(2)そのものに匹敵するものであることを示す。「大臣~の大物」「プロ~の腕前」
(3)助数詞。 (ア)階段の一つ一つの段を数えるのに用いる。 (イ)学校で学級を数えるのに用いる。XII「最初は学校も上下各々十~に分れて/思出の記(蘆花)」
きゅう【裘】けものの皮で作った衣服。 けごろも。「一人物巾(キン)を頂き~を衣たり/伊沢蘭軒(鴎外)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.